ウクライナ情勢をめぐる世界のパワーバランスの変化

ロシアがクリミアの編入手続きを終えたようです。

このところのウクライナ情勢をめぐる国際社会の動きを見ていると、
世界のパワーバランスの変化が、ハッキリと見て取れそうですね?

クリミア編入手続き完了=国際社会の警告無視―ロシア
時事通信 3月21日(金)18時17分配信
【モスクワ時事】ロシア上院は21日、ウクライナ南部クリミア半島の編入条約を批准した。18日にプーチン大統領が署名した編入条約は、憲法裁判所の合憲判断と下院の批准を終えており、これにより法的な手続きが完了した。ロシア編入が賛成多数となった16日の住民投票を盾に、国際社会の警告を完全に無視した形で、欧米やウクライナ新政権との対立は決定的となった。
2月22日にウクライナで親ロシア派のヤヌコビッチ前政権が崩壊してから約1カ月。親欧州連合(EU)派の新政権発足後、黒海艦隊のクリミア駐留などロシアの国益を最優先させ、軍事的圧力を背景にスピード編入を成し遂げた。
オバマ米大統領は20日、ロシア高官らへの追加制裁を発表するとともに、ロシア主要経済分野に制裁を科す新たな大統領令に署名した。これにプーチン政権もすぐさま対米報復制裁を発表した。EUは20日の首脳会議で、対ロ制裁強化と、次回EU・ロシア首脳会議の中止を決めた。

http://megalodon.jp/2014-0322-1012-59/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140321-00000079-jij-int


世界の主導権を握るのは、もちろん政治力を持った集団または国ですよね?

そして、その政治力のパワーの源は何かと言うと、
単純に言えば、金(基軸通貨)・軍事力・エネルギーという感じになるでしょうか?

今までは、ドルという基軸通貨と世界最大の軍事力、
そして石油というエネルギーを全て米国が握り、
欧州やイスラエルとともに、世界の主導権を握っていました。


ところが、シリア内戦あたりからでしょうか?
ロシアと中国に行動を阻まれるようになりました。

そして、ついにウクライナ問題では、軍事衝突が囁かれるようになると、
世界の資金は「有事のドル」ではなく「有事の円」に集まってしまいました。

この時点で、もはや世界の基軸通貨の役割をしているのは『円』ですよね?

そして、米国は借金だらけで、もはや大規模な軍事行動など起こせないばかりか、
ロシアと中国に米国債を持たれている=多額の借金をしているので、
その国債を売り浴びせられでもしたら、一気に国家デフォルトです。

今までの覇権者として、ロシアに抗議や制裁措置を取ってますが、
実際は、もうロシアや中国に手も足も出ない状態というのが、正直なところでしょうか?

そして、世界のエネルギーも石油から天然ガスに移りつつあります。

欧州などは、この天然ガスの供給の一部をロシアに頼っているので、
やっぱりロシアに手も足も出ない状態になっています。

こうして見てみると、今の世界の状態を単純に表すと、
基軸通貨は日本の『円』が握り、軍事力はロシアと中国が握り、
エネルギーはロシアが握っているという図式が見えて来ます。

つまり、欧米主導の世界から、
極東&ユーラシア主導の世界への過渡期を迎え、世界が少し混乱している。

そんなパワーバランスの変化が、ここ最近の世界情勢なのではないでしょうか?

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