今回のテーマは、思考停止ワードについて!
先日、会社でこんな事がありました。
ヨシ
コレ、適当に処理しといてー。
適当って…
それ、いちばん困ります(汗)
スタッフ
ヨシ
あー、そっか。
「適当」は思考停止ワードだもんね?
えーと…
思考停止ワードって、何ですか?
スタッフ
ヨシ
えっ?
思考停止ワードって、聞いたことない?
すいません…。
初耳です!
スタッフ
ヨシ
ありゃ…?
っという事で、今回は!
思考停止ワード一覧や例文、そして仕事で使うべきでない理由や、その対策について簡単にまとめましたー。
4分ぐらいで、サクッと読めるかと思います。
どうぞ、最後までおつき合いください!
そもそも思考停止ワードとは?
思考停止ワードとは、その名の通り『人の思考を止めてしまう言葉』のこと。
物事の本質や焦点を『誤魔化し』『ボヤかし』『有耶無耶に』しちゃう!
会社や組織にとっては、かなり危険な言葉ですよね?
しかも、止めてしまうのは思考だけじゃないんです!
会話を止める、議論を止める、前向きな気持を止める、PDCAを止める、行動を止めるって感じ?
『仕事のあらゆる良い流れを止めちゃう言葉』が、思考停止ワードなのです。
※参考(外部リンク)
その上司の言葉、「思考停止ワード」です
思考停止ワード一覧
ではではそんな思考停止ワードって、いったいどんな言葉?
使うシチュエーションごとに分けて、一覧にまとめてみました!
- やりたくない系
- 改善したくない系
- 面倒くさい系
- 分かった気になる系
- やった気になる系
ヨシ
それぞれ見ていきましょう!
やりたくない系
- 無理
- 難しい
- 忙しい
- 時間がない
まず初めは、やりたくない系の思考停止ワード!
こちらは、「やりたくない」という気持ちを「不可能」という言葉に差し替えるタイプ!
昔から知られてる、定番中の定番の思考停止ワードですね。
『やる気がない訳じゃないし、努力する気もあるんですが、こういう理由でいたし方なく…』なーんて。
一見やんわりとしたニュアンスなのですが、言葉の裏にあるのは断固とした拒否!
最後の切り札みたいに使われる事も、多いですよね?
それだけに、職場の前向きな雰囲気を、見事に断ち切ってしまうパワーを秘めています。
一番注意が必要なワードかもしれませんね?
改善したくない系
- 昔からこうだから
- みんなこうだから
- 前に上司がそう言ったから
- 仕方がない
次は、改善したくない系の思考停止ワード!
人間にとって、新しいことをやったり何かを改善するということは、常に苦しいもの。
そんな状況に追い込まれた時に、条件反射的にスッと出てくる思考停止ワードです。
『こんな理由やあんな理由で、今のままの方が良いんですよねー。』という感じ?
でもよくよく見ると、どれも理由になってないんですよね(笑)
本音の部分は「いいよ今のままで、変えるとツラいから…。」
放っておいたら、企業にとって一番大切なPDCAが、回らなくなってしまいますよね?
こちらのタイプも、会社をつぶすくらいのパワーを秘めたヤバいワード達です。
面倒くさい系
- 適当に
- 臨機応変に
- それぐらい分かるだろ
- いいからやれ
さてさて、次の思考停止ワードは面倒くさい系!
どちらかといえば、管理職が使ってしまいがちなワードですよね?
上司にとって、部下に細かい指示を出すのは、けっこう面倒なもの。
まあ、経験を積んだ部下を、あまり細かく管理するのはどうか?っていう部分もありますが…
それでも、ある程度は具体的な指示を出さないといけませんよね?
そんな時に、管理職側に甘えが出る訳ですね(笑)
『適当にやっといて!』なーんて。
でも、部下からしてみれば『勘弁してよ、そんな指示ある?』って感じですよね?
分かった気になる系
- グローバル
- イノベーション
- モチベーション
- リーダーシップ
さてさてお次は、分かった気になる系!
こちらは、カタカナの言葉を並べるタイプの思考停止ワードです。
目標やスローガン、プレゼンなどでよく使われる感じでしょうか?
例えば『今こそ、グローバルな目標に向かってイノベーションを起こしましょう!』なーんて。
言われた方は、何だか分かったような分からないような(笑)
結局は、ただの言葉遊びでお茶を濁してるだけ!
何も伝える気がないから、理解不能なんでしょうね?
でも、こんな感じで難しいカタカナの言葉を並べると、内容はペラッペラなのに、不思議とそれらしく聞こえてしまうんですよね。
そのため『マジックワード』なんて別名でも、呼ばれたりします。
やった気になる系
- 検討します
- 推進します
- 促進します
- 強化します
- 確認しておきます
最後は、やった気になる系の思考停止ワード!
行動って最終的には、『やる』と『やらない』の二択しかないんですよね?
やった気になる系は、この二択を濁して、どちらも選択しないようにするタイプのワードです。
例えば、絶対にやるべき事がある時に『検討します』『促進します』なんて言われれば…
聞いてる方としては、当然『やる』んだろうなーって思うのですが。
言ってる方としては…
『考え中です!』とか『まあ努力ぐらいはしてみるか?』ぐらいな訳です(笑)
最終的に、そのまま放置しちゃえ!なんて意図が隠されてるので、注意が必要なワードです!
思考停止に陥らないための2つの対策
ではでは、会社組織やチームが、思考停止に陥らないためにはどうしたら良いのでしょうか?
思考停止ワードの特徴の『誤魔化す』『ボヤかす』を止めれば良さそうですよね?
そこで、こんな対策が有効かと思います!
- 思考停止ワードを共通認識にして指摘し合う
- 意思疎通はとにかく具体的にする
まずは、思考停止ワードを社内の共通認識にしてしまうこと!
そして、誰かがその言葉を発したら「思考停止してますよね?」っという感じで指摘し合うようにしたら良いかと思います。
そうすれば『誤魔化す』という逃げ道が、塞がれるのではないでしょうか?
さらに、上司側からも部下側からも、意思は具体的にハッキリと伝え合うようにする!
そして、少しでも分からないところがあれば、納得行くまで話し合うようにすれば良いかと思います。
そうすれば『ボヤかす』という逃げ道も、塞がれるのではないでしょうか?
まとめ
さてさて、いかがでしたでしょうか?
思考停止ワード、皆さんは使っていませんでしたか?
ボクの場合は、面倒くさい系のワードをめちゃくちゃ使っていました(笑)
「適当にやっといて!」
「そこら辺は、臨機応変にヨロシク!」
「それぐらい分かるっしょ?」
「いいから…」なーんて連発もいいトコ!(汗)
とりあえず、これを機に志を新たにしなきゃなーと反省しまくった次第です。
<( ̄口 ̄||)>
念のため、思考停止ワードの一覧を、もう一度まとめておきますね!
やりたくない系
- 無理
- 難しい
- 忙しい
- 時間がない
改善したくない系
- 昔からこうだから
- みんなこうだから
- 前に上司がそう言ったから
- 仕方がない
面倒くさい系
- 適当に
- 臨機応変に
- それぐらい分かるだろ
- いいからやれ
分かった気になる系
- グローバル
- イノベーション
- モチベーション
- リーダーシップ
やった気になる系
- 検討します
- 推進します
- 促進します
- 強化します
- 確認しておきます
思考停止ワードは、『誤魔化し』や『ボヤかし』で逃げ道を作るための言葉。
放っておくと、どんどんビジネスが上手く行かなくなるゾ!
早いうちに対策を打つのがベストかも?