『チーズはどこへ消えた?』は、心理学者のスペンサー・ジョンソン氏の名著!
日本だけでも400万部以上、全世界では累計2800万部を超える大ベストセラーです。
「あっ、知ってる!」なんて方も、多いのではないでしょうか?
内容がシンプルなうえに全部でたった96ページと、1時間足らずでサクッと読めてしまう本なのですが…
読んでみると、まあ色々考えさせられます(笑)
とくに「変化にどう対応する?」なんて、人生やビジネスでめちゃ大切な視点がクッキリ!
ヨシ
1時間で10年間役に立つ!って、キャッチフレーズ。
当たってるかも?
1番のポイントをネタバレ気味に
ではでは!
さっそくこの本の1番のポイントをネタバレ気味に抜き出すと・・・
現状にしがみつくな!常に都合の悪い変化に備えておけ!って事。
好き嫌いに関わらず、「変化」って必ず起きるものですよね?
もし何かが「変化」したら、自分も柔軟に変わるだけ!
コレって頭では分かってるんですが、いざ「本当に都合の悪い変化」が起きると…。
人間ってけっこう、パニクって現状にしがみとこうとしたり、呆然自失になったりしちゃうんですよね。
だから!
常にアンテナを張っておいて、「変化」を正確に探知して。
素早く「変化」に適応出来るように、日頃から備えておくことが大切って事!
読了後のザックリとした感想!
読み終わった後の感想を言わせてもらうと・・・
「さすが心理学者!」「さすがベストセラー!」って感じ?
「都合の悪い変化」に直面した時の、「人間模様」というか「あるある行動」を見事に浮き彫りにしてくれます。
人間って、お気に入りの物がなくなった!とか「都合の悪い変化」にぶつかると…
- 素早く変化をかぎつける
- すぐに行動を変える
- ウジウジ考える
- 執着する
こんな感じで、4つの典型的な行動パターンをとるそうなんです。
思考回路がシンプルな人は、素早く変化をかぎつけたり、すぐに次の行動に移り、「変化」に対応できるのですが。
逆に頭が良くて、複雑な思考回路を持っている人は、ウジウジ考えたり執着しがち!
この本では、単純でバカっぽい2匹のネズミと、頭の良い2人の小人に、「あるある行動」を当てはめて。
人間が見たくない部分を、ハッキリ見せてくれます!
ちなみに、ボクの場合は「すぐに行動を変える」でした。
ん?何だか、一番単純でバカっぽい感じ?(笑)
あらすじをサクッと要約
ヨシ
ではでは!
この辺であらすじを、目次にそってサクッと要約しておきます。
ある集まり シカゴで
シカゴで、ある高校のクラス会があった翌日のこと。
数人の同級生が集まって、お互いの近況を報告し合っていました。
「人生は思う通りに行かないね!」なんて話から、 「思いがけない変化にどう対応する?」とか 「変わるのって怖いよね?」なんて話に展開した時…。
一人の青年が、「チーズはどこへ消えた?」という面白い話を聞いた!と言い出しました。
なんでも、その物語で「変化とは、何かを失うことだと思ってたけど、本当は何かを得ること」と気づかされたんだとか。
しかも「変化」に対する考え方が変わって、ビジネスまで好転したんだとか。
当然、みんながその話を聞きたがったので、青年は物語を話しはじめます…。
物語 チーズはどこへ消えた?
この物語は、ネズミの「スニッフ」と「スカリー」、小人の「ヘム」と「ホー」、が迷路の中でチーズを探すお話。
ある日2匹のネズミと2人の小人は、チーズステーションCで大量にチーズを見つけます。
ネズミたちはあまり頭が良くないので、毎朝早くから家から走ってチーズにたどり着きます。
小人たちは頭が良いので、チーズステーションCの近くに引っ越したり、昼までゆっくり過ごしてからチーズを食べに行ったりします。
ところがしばらくすると、チーズステーションCのチーズが無くなってしまいます。
チーズが無くなるという「都合の悪い変化」が起きた時の反応は、ネズミと小人では全く違いました!
ネズミたちはすぐに切り替えて、チーズを探しに出かけますが…。
小人たちは、「チーズはどこへ消えた?」「明日になればチーズは戻ってくる」「こんなことがあっていいわけはない!」などどウジウジ考えたり執着したり。
チーズステーションCから、離れることができません。
チーズが消えたチーズステーションCに行って、毎日嘆く日々が続きます。
そんなある日、小人の一人「ホー」が、ついにチーズステーションCを諦めて、新しいチーズを探しに行く決意をします。
「変わらなければ破滅することになる」
居心地の良さから抜け出し、恐怖を乗り越えて、次々にはじめての道を探し続けた結果…。
ついに、チーズがたっぷりあるチーズステーションNを発見します!
しかも、そこには、すでにだいぶ前に辿り着いていた、2匹のネズミの「スニッフ」と「スカリー」の姿がありました。
この物語から得られる教訓
この短い物語から得られる教訓は、こんな感じ!
- チーズを手に入れれば幸せになれる
- 自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる
- 変わらなければ破滅することになる
- もし恐怖がなかったら何をするだろう?と考えるべき
- つねにチーズの匂いをかいでみること。そうすれば古くなったのに気がつく
- 新しい方向に進めば新しいチーズが見つかる
- 恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
- まだ新しいチーズが見つかっていなくても、そのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する
- 古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる
- チーズがないままでいるより、迷路に出て探した方が安全だ
- 従来通りの考え方をしていては、新しいチーズは見つからない
- 新しいチーズを見つけることができ、それを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える
- 早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
そしてさらに!
小人の「ホー」が、自分の体験から得たシンプルな7つの教訓は…
- 変化は起きる
- 変化を予期せよ
- 変化を探知せよ
- 変化にすばやく適応せよ
- 変わろう
- 変化を楽しもう!
- 進んですばやく変わり再びそれをたのしもう
最後に一言だけ&まとめ
うーん、めっちゃ有益ですねー。
「都合の良い事だけが、ずっと続く訳がない!」
そんな事なんか、みんな分かってるんですよね?
でも、その環境に慣れちゃうと、「都合の良い状態」が当たり前になっちゃうんです。
それで警戒を怠って、ぬくぬくしているうちにチーズが消える!っという一見めちゃくちゃ「都合の悪い変化」が起きる訳です!
そんな時、事前に察知して、サクッと行動を変えられるのか?
慣れたぬるま湯のような環境からすぐに抜け出して、「新しいチーズ」をゲット出来るのか?
経済破綻で大きな「変化」が起ころうとしている今こそ、本当に柔軟に変化したいところですよね?
っという事で!
まずは、一度口コミや評判の内容をチェックしてみては?
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