『私の財産告白(本多静六:著)』は、東大教授であり、伝説の大富豪でもある本多静六さんの自叙伝!

二部構成になっていて、前半は『蓄財法』で、後半は『処世訓』といった感じなのですが、内容がまたまたスゴイ!

ふつう伝記やら回想録やらというと、キラ星のような天才のキレッキレの成功談が多いですよね?


でも、私のように何の取り柄もなく、ただ「我慢」「努力」「気合」だけでやって来た人間には、あまり響かない訳です。

『へー、そういう事もあるんだ?』といか・・・
もっとハッキリ言えば『知らんがなっ!』っという感じでしょうか?


ところが、本多静六さんは違います。

  • お金を使わずに貯める。
  • 人より多く努力する。
  • 一度決めたら、やり通す。
っと、基本はただコレだけ!


まさに「我慢」「努力」「気合」ですよね?

読んだ瞬間『よっ!待ってました!』っと思ってしまいました(笑)




私の財産告白


本多さんの蓄財法の基本は、貯金で雪だるまの芯を作って投資!
  1. 収入の1/4を強引にでも貯金する
  2. 安全確実な方法で株と山林に投資する

処世訓の基本は、人生即努力・努力即幸福!
  1. 1つの仕事に集中して努力を重ねる
  2. 仕事が楽しくて仕方なくなる
  3. 自惚れを心の中で育てる
  4. 自惚れが自信と実力に変わる
  5. 自信と実力が人格と幸福として花開く

さらに詳細は・・・

第1部 私の財産告白

貧乏征伐と本多式貯金法

  • 収入の1/4を強引に貯金

金の貯め方・増やし方

  • 貯金を雪だるまの芯にして山林と株に投資

最も難しい財産の処分法

  • 財産を子孫に残そうという考えは子孫を不幸にする
  • 子孫に残すものは教育・努力の習慣・努力が必要な環境

金と世渡り

  • 自分だけ我慢して周りに振る舞う節倹を貫く
  • 金の貸し借りはしない
  • 儲け話は断る
  • 1/4を寄付に回す

これからの投資鉄則

  • 社会情勢を常に見守り先を読む

第2部 私の体験社会学

儲かるとき・儲からぬとき

  • 日産の鮎川さんのような豪快な金の使い方もアリ
  • 成功・失敗は天が与えた気分転換
  • 成功も失敗も良い経験として次に活かす事が大切
  • 失敗した事のない人間を信用するな

儲ける人・儲けさせる人

  • 成功の秘訣は努力の積み重ねだけ
  • 一足飛びの成功は手っ取り早く失敗する
  • 儲けとは金儲けの事ではなく、人格や人生向上の事
  • 理屈だけでも情だけでもダメ、程よく兼ね合わせる
  • 自分だけが良い思いというのは、もちろんダメ
  • まずは人を儲けさせよう

人間的サラリーマン訓

  • 人の問題が一番難問
  • 努力が花開いた時、生意気と思われないよう我を抑える
  • 些細な事・間違いないと思った事でも周りの思惑を考える
  • 負けん気で人を傷つけない事
  • 謙遜し過ぎず仕事での遠慮はしない事

人を使うには・人に使われるには

  • 知識や経験を振り回さないこと
  • 知識を振り回すと、上司に頼り責任転嫁する部下が育つ
  • 部下の長所と欠点を正しく捉え、長所を褒め伸ばし、欠点は添え物程度に指摘
  • 必要な時に必要な知らん顔が出来れば一人前
  • 多くの部下の考えや仕事ぶりに常に心を配る事
  • 自分がそこに居ても居なくても、職場の状況が変わらないように管理
  • それには、部下の長所を活かし、信頼を勝ち取り、部下を信頼し全てを任せる
  • 部下の提案は親身になって聞き、なるべく採用する
  • 威厳と親しみを持つ
  • 人の話を聞き採用し、補足するような形で正しい道を示す

平凡人の成功法

  • 予習のように常に半歩先の勉強をし先回りする
  • 仕事を道楽化し楽しくてたまらない所まで来たら三昧境
  • 仕事を道楽化する方法は努力だけ
  • 仕事を楽しくする事が凡人が天才に勝つ唯一の方法
  • 努力する者のためには、いつも門戸は開かれている
  • 名誉心や権勢欲ではなく、正しい大志を抱いて行こう


私の場合は、起業家で不労所得に興味がないので、正直言って株や山林への投資の部分は響きません!

でも、このゴリゴリに泥臭いまでの『努力推し』と本物らしい『シンプルな処世訓』

メチャクチャ気持ち良いと思いませんか?

明日からまた、気合を入れ直して行こう!っとファイトが湧いてくる本!っといった感じです。


そして、もう1つ大切な事!

会社経営の目的・人生の目的がハッキリ見えました!


『今までは、漠然とお金はあの世に持って行けないし、会社経営の目的って、もしかして哲学を伝える事?』ぐらいに思っていました。

でも、この本で確信したことは、私の会社経営の目的は、まず自ら努力を実践し、スタッフに『努力する習慣』を身に付けてもらう事。

私の人生の目的は、死ぬまで進化し続け、子孫にも『努力する習慣』を伝えて行く事。



っとこんな感じで、大きな気づきを与えてくれた1冊でした
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