海外での起業を考える時、全ての人が考えるのはもちろん『失敗したくない!』って事!
日本でも、失敗したら相当「ヤバイ」のに、それが海外だとしたら、かなり「ゾッ」としますよね?
では!
成功の確率を上げるには、どうしたら良いかというと。
よくある失敗例を、事前に知っておくことですよね?
ヨシ
そこで、このページでは!
海外起業でよくある5つの失敗のパターンを、経験者の視点からまとめてみました。
ぜひ、ミス回避の参考にしてください!
調査不足
海外での起業失敗パターンで一番多いのが、調査不足!
これは、日本国内での起業と同じく、普通に市場調査やマーケティングリサーチが不足している場合もあります。
でも一番多いのが、いわゆる現地調査の不足!
日本とは違う、現地の特殊事情の調査が足りないケースですね。
この特殊事情を調べて計算に入れておかなかったために、数字も計画もガタガタ!
こんなはずじゃなかったと撤退・廃業・・・なんてパターンが多いようです。
日本と現地のギャップ
現地の特殊事情がからむのは、調査段階だけではありません。
日本では普通の事が、現地ではビックリするぐらい努力が必要だったり。
「これは、いくらなんでも変だろう?」っというのが、現地では常識だったり。
とにかく何もかもが、イメージ通りに進んでくれません!
例えば、一番分かりやすいのは、納期に関する事。
日本では、オンタイムが常識ですから、1日でも遅れたら問題になりますよね?
海外では、1週間ほどの遅れは普通!
東南アジアなどでは、納期が半年遅れるなんて事も平気で起こります。
こんな時!
「絶対に時間を守れ!」と日本式に固執すると、「なんてヒドイ人なんだ」となって、必ず失敗します。
そして!
現地式で「納期に間に合わない」となれば、これも顧客を失い必ず失敗しますよね?
さじ加減が難しいのですが、日本式と現地式のバランスを取りながらやって行くのがベストかと思います。
例えば、納期は最低でも数ヶ月は余裕を見ておきながら、現地ではなるべく時間を守るように気長に指導する!などの工夫をすると良いでしょう。
お金の流れが見え過ぎる
これも、日本ではあまり考えにくいのですが、お金の流れが見えるビジネスは避けた方が無難です。
「え?何で?」とか「誰に見えたらいけないの?」なんて、色んなツッコミが聞こえてくる気がしますが(笑)
まず「誰に見えたらいけないのか?」というと、パートナーであり、スタッフであり、役人であり・・・etc.
税理士以外の現地の人には、あまり見えない方が良いかと思います。
私の経験から言わせて頂くと、日本人以外の人達って、けっこう欲望にストレートなんですよね。
大きなお金が動いてるのを見ると、かなりの確率で欲しくなってしまうようなんです。
もちろん、全てがそういう人ばかりではありませんよ。
でも、土地が増えて行ったり、多店舗展開したり、工場がどんどん大きくなったり、パソコンや通帳でお金の流れが見えたりすると、大きなトラブルになって失敗の原因になるので注意が必要です。
法律や許認可の問題
法律や許認可の問題で、トラブルが発生するケースも多いです。
これは、事務手続きやら登録が杜撰でトラブルになるケースと、役人にお金の流れを嗅ぎつけられてしまったためにトラブルになるケースがあります。
法律や許認可って、A面では国民の権利や安全を守るためにある訳ですよね?
でも、規制や禁止事項が利権を生むという、世界共通のB面も知っておく必要があると思います。
法的にも書類上でも何も不備が無いのに、役人がしつこくいろいろ言って来たり、毎日調査に来るような時は、良く理由を考える必要があります。
空気を読むって、大切ですよね?
会社の乗っ取り
お金の流れがパートナーに見え過ぎると、つい会社全部を欲しくなってしまう!なんてパターンもけっこうありがちです。
こういった失敗を防ぐためには、パートナーに定額の高めの報酬を支払って、会社の外部から協力してもらうのがベリーベスト!
もし、パートナーを会社の内部に入れるとしたら、やはり報酬は定額で高めに支払い、お金の流れを見せないように配慮してあげる必要があると思います。
まとめ
ではでは、少し長くなりましたので、この辺でまとめます。
海外起業でよくある失敗のパターンと対策は・・・
通常の市場調査はもちろん、現地の特殊事情もしっかり調査する。
何をするにも現地の事情を計算に入れて、日本式と現地式を臨機応変に使い分ける。
お金の流れが、現地の人に見えないように配慮してあげる。
しっかり空気を読んで、理由を考える。
パートナーは、なるべく会社の中に入れない。
事前調査段階でも、起業・経営段階でも、しっかり現地の事情を計算に入れて、バランスを取ること。
そしてお金の流れを、あまり現地の人に見せないことが、起業で失敗しないコツかも?