国王神社と平将門の乱について

お盆に墓参りを兼ねて、国王神社に行ってきました。

国王神社は、平将門公を祀っている神社です。


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将門公と言えば、一般的には、中央の朝廷に逆らって新皇を称した大反逆者!

しかも、祟りを起こす大怨霊や首塚伝説などで悪名を轟かせていて、あまり芳しくない評判が多いですよね?

でも、実際には、巨漢で恐ろしいほど強かった事は確かなようですが、働き者で農作業も自ら率先してするような、気の良いおっさんだったようです。


当時は、関東地方は中央政権の植民地のような状態で、貴族達が贅沢を続けるために、東国の人々は爪に火を灯すような生活を強いられていました。

しかも、中央から派遣された国司と呼ばれる徴税官は、私腹を肥やそうと、さらに税率をアップして徴収するので、本当にたまったもんではありません。


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そんな中で、937年に突然富士山が大噴火します。

当然、噴煙や火山灰の影響で作物が穫れず、大凶作と大飢饉が発生し、疫病や餓死者が続出、人々の暮らしは目も当てられない状況になったそうです。

そんな状況の中でも、例年通りの税を徴収し続けようとする国司に、ついに将門の隣国の藤原玄明という豪族がぶちキレます。

国司を追っ払ったばかりか、中央政権の倉庫を襲い、米や食糧を人々に配ってしまいます。

そして、朝廷側の軍勢に追われて、将門の居た下総に逃げ込んで来ます。


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ここで、将門は窮地に立たされる訳です!

藤原玄明を朝廷に突き出せば、善人として歴史に名を残し、一族は安泰。
ただし、人間としての尊厳や誇りを捨てなければならない。

逆に、玄明を保護すれば、即座に反逆者・大悪人となり、下手をすれば一族郎党滅亡の危機にさらされる。
ただし、人間であり続ける事が出来る。

つまり、「善人という名の人でなし」になるか、「大悪人という名の人間」で居るかという事ですね?


将門は、躊躇なく大悪人の道を選びました!

さらに、植民地である東国を独立させ、人々が飢えない国を作るという理想を目指したそうです。

そう!
承平の乱(平将門の乱)って、単なる地方豪族の反乱ではなく、植民地からの独立戦争だった訳ですね?


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さてさて、気の良いおっさんが抱いたシンプルな夢と世界観!

なんでも、千年以上経った今でも、子々孫々どこかで受け継がれているんだとか (^0^)v

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