今日は、坂東という地名の由来についてのお話!
歴史の中で武士を語る時、『坂東』って言うと、一種独特の響きがありますよね?
勇猛・高潔で名高い坂東武者発祥の地でもありますし、平将門公の本拠地でもあります。
そこで!
ちょっと気になって、坂東の意味や由来を調べていたら。
なかなか面白い事が分かって来たのです…
ヨシ
3分ほどで読み終わるかと思います。
どうぞ最後までお付き合いください!
そもそも坂東ってどういう意味?
まずは、坂東の意味について!
一般的には、古来の関東地方の呼び名として使われていました。
安房、上総、下総、常陸、武蔵、相模、上野、下野を併せて坂東八カ国と呼んでいました。
これは、足柄峠や碓氷峠を坂と見ると、そこから東側の地域という意味なんだとか。
うーん…
でも、この説明、何だか腑に落ちないんですよね。
関東地方を開拓した阿波忌部って、千葉の館山から入っているはずです。
どうして、足柄峠や碓氷峠からの視点で地名をつけたんでしょう?
絶対何か隠してるはず…
大麻比古神社の鎮座地が坂東だった
そこで、阿波忌部の地元、徳島を探ってみたら…
阿波国一の宮、大麻比古神社にその答えがありました!
大麻比古神社の鎮座地:徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
大麻比古神社の鎮座地が、思いっきり『坂東』なんですねー・笑
つまり!
坂東っていうのは、大麻比古神社の祭神である、大麻比古神や猿田彦神を祀る一族が移り住んだ場所って意味なんじゃないでしょうか?
参考:大麻比古神社の鎮座地
http://www.ooasahikojinja.jp/access/
ところで大麻比古神や猿田彦神って誰?
ではでは、大麻比古神や猿田彦神って誰なんでしょう?
色々調べて行った結果、たどり着いた答えは…
大麻比古神=猿田彦神=事代主命
つまり!
大麻比古神も猿田彦神も、天日鷲=大国主の息子とされる事代主だったということ!
って事は、坂東の中心あたりにも、大麻比古神=猿田彦神=事代主命を祀る大きな神社があるはず…
坂東の中心地に事代主を祀る神社はあるのか?
この仮説が正しければ!
坂東の中心地と言われる平将門の本拠地あたりに、事代主を祀る大きな神社があるはずですよね?
って事で、調べて行くと…
ビンゴ!
やっぱり、ありました!
茨城県坂東市岩井辺りから約8km行った常総市。
一言主神社で、事代主が祀られていました。
一言主神=事代主命
参考:一言主神社のご祭神
http://www.hitokoto.or.jp/about/engigosaijin.html
まとめ
さてさて、少し長くなったので、このへんでまとめます!
坂東は、徳島県の大麻比古神社の鎮座地からの地名遷移だった!
足柄峠や碓氷峠から東側って意味じゃなく、事代主一族の国って意味なんじゃないの?